2021/12/15
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
テニス肘とは正式には「上腕骨外側上顆炎」
という肘の怪我です。テニスをする人に多くみられることからこの名前がつきました。
何故テニスをする人に多いのかというと、ボールをラケットで返球する際に手首から肘についてる筋肉、手関節伸筋群に強い収縮力が働きます。これを繰り返すことにより、手関節伸筋群の付着部である外側上顆(肘の外側)
に炎症が起き、痛みが出ます。
発症の多くはオーバーユース(腕の使いすぎ)により起きます。
テニスしてないのに肘が痛いなんてことないでしょうか?
実はテニスをプレイしてない方にも見られるんです!!
重いものを持ち上げるなど、手くびを起こす動作(長時間のパソコンなど)の繰り返しおこなってると発症します。
日常生活では…
〇ドアノブを回す
〇タオルを絞る
〇物をつかんで持ち上げる
〇キーボードを打つ
などの動作をした時に痛みを感じやすいです。
検査方法
トムゼンテスト
患者が拳をつくり、肘関節伸展位(腕を伸ばす)、前腕回内位(手のひらが下)、手関節背屈位(手の甲側にあげる)をとる。
検者が手関節に対して掌屈方向に抵抗を加える。
この動作にて上腕骨外側上顆に疼痛が誘発されれば陽性。
チェアーテスト
肘関節伸展、前腕回内位(腕を伸ばして手のひらを床面に向けて)で椅子を持ち上げ、上腕骨外側上顆部に疼痛が誘発されるかどうかをみる。疼痛が誘発されれば陽性。
中指伸展テスト
患者に前腕回内位(手のひらが下)で、肘関節、手関節、中指をそれぞれ伸展位(伸ばす)をとってもらう。
検者が患者の中指に対して掌屈方向に抵抗を加える。
この動作にて上腕骨外側上顆に疼痛が誘発されれば陽性。
治療
手術療法が適応になる場合がありますが、保存療法で治るケースがほとんどの為、保存療法をお勧めします。
基本的には使いすぎでの痛みの発生の為、テニス(腕をよく使う運動)の中止、手をよく使う動作を控えてください。
早期には手のストレッチやマッサージが有効になります。
肘の状態に応じて、運動指導、生活指導を行い、治療していきます。
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みやび整骨院摂津院
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