2021/07/30
スポーツ障害~オスグッド病 (オスグッドシュラッター病)

7月23日に東京オリンピック開会式があり、競技が行われていますね。日本の選手団の活躍が目まぐるしくメダルラッシュで目が離せませんね😊
今後も日本の選手団のご健闘、ご活躍が楽しみです。
今回もスポーツ障害の1つをご紹介します!

オスグットシュラッター病


ジャンプ動作での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作によって脛骨結節部(お皿の下の骨)が強く引っ張られ、突出し、腫れ、炎症を起こしたりして痛みが発生します。

原因


オスグッド病は小中学生男子(10~15歳)に多い膝のオーバーユース(使いすぎ)による成長期スポーツ障害の代表疾患です。成長期は急激に身長が伸びても骨も急成長を遂げますが、筋や腱などの軟部組織は同じようには成長しません。結果的に硬い身体になってしまう時期でもあります。そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下(太ももの前の筋肉が硬い)ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(膝のお皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面(膝のお皿の下)に加わります。成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力が負担となり、骨の発育が阻害され突出して痛みます。
大腿四頭筋は膝の伸展(膝を伸ばす)の動きをする筋肉です。脛骨粗面に付着して停止するため、大腿四頭筋の伸展の力が脛骨粗面にかかります。

好発スポーツ


サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上競技、バドミントン

症状


膝蓋骨下方にある脛骨粗面に限局した疼痛と強い圧痛が主症状です。局所の熱感や腫張、骨性の隆起が認められます。時に両側に発生します。 ジャンプ時の疼痛が原因でジャンプ力が低下したり、ダッシュ時の疼痛でタイムが低下したりするなど、スポーツ能力の低下に直結しますが、急性外傷ではないためスポーツ休止の判断が難しく、痛みと付き合いながらスポーツを続ける選手が多いですがちゃんとしたケアをしないと日常生活での痛みにも繋がるので気をつけないといけません。

治療


応急処置はアイシングが最も有効です。疼痛には消炎鎮痛薬(外用内服)、低周波などの物理療法なども効果がみられます。
ほとんどの場合成長が終わると、痛みが引きますが、痛みがある状態で練習を続けてると成長期が終わった後も痛みが出る場合があります。そのため適切な処置が必要になります。
基本的には痛みが強い場合スポーツは2~3ヶ月中止する必要があります。
大腿四頭筋の柔軟性が低下し、脛骨粗面に負担がかかって発症します。よって、大腿四頭筋の柔軟性向上を目的としたストレッチングやアイシング、ウォームアップとクールダウンが大きな役割を果たします。筋骨格のバランスを見直す必要があります。
またベルトを装着してスポーツを行うことをお勧めします。

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