2021/05/29
スポーツ障害〜肉離れ

今年は5月中旬にも関わらず、梅雨入りも発表され雨が降る日が続いていますね。
こういう時期のウォーミングアップ、クールダウン不足での怪我も少なくありません。
気をつけて運動をしていきましょう。

肉離れ
肉ばなれとは、ダッシュなどの動作で筋肉の収縮時に急激な過伸張ストレスが加わり、筋膜、筋線維の損傷、断裂が起こる傷害の総称です。医学的には筋断裂、筋膜断裂、筋損傷といい、主にスポーツ活動中に発症しやすく、スポーツ傷害で頻度が高い症状です。
また筋肉の断裂時に『ブチッ』という音が聞こえる場合もあります。

原因
筋肉の強い収縮とともに、正反対に強く引き伸ばされるような方向の力が加わったときに起こりやすいです。急なダッシュやストップ、ジャンプからの着地などのタイミングで多発します。筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップの不足などは、肉離れを引き起こす要因となります。

症状

○損傷、断裂部の圧痛

○損傷断裂部の腫れ

○断裂部での陥凹

○内出血(受賞後3日後程に出る場合があります)
受傷後1週間くらいは歩行にも支障をきたします。歩けないぐらいの痛みがある場合は重症です。

右大腿ハムストリングスの肉ばなれ。

好発部位
腓腹筋(ふくらはぎの内側)、ハムストリングス(太ももの裏)、大腿四頭筋(太ももの前)、内転筋(太ももの内)

好発スポーツ
陸上短距離(ハムストリングス)
陸上中・長距離(腓腹筋、ハムストリングス)
サッカー(腓腹筋、大腿四頭筋)
テニス(腓腹筋)
バドミントン(腓腹筋)
アメリカンフットボール、ラグビー(ハムストリングス)
野球(腓腹筋、ハムストリングス)
バレーボール、バスケットボール(腓腹筋、ハムストリングス、大腿四頭筋)

治療
主に保存治療を行います。最初の治療として受傷後48時間はRICE療法が有効です。
RICE処置とは
R:安静 I:冷却(アイシング) C:圧迫 E:挙上
まず安静状態をとり、患部を冷やし、患部を圧迫し、心臓の位置より高くあげます。
早期にRICE処置を行う事により、内出血や腫れ、痛みを抑え、回復を助ける効果があります。硬結部周囲の違和感に対しては、電気刺激なども有効です。
受傷後1週間以内に局所の疼痛が軽減して歩行が可能になれば、患部に負担がかからないようにハムストリングスやふくらはぎのストレッチングを軽く行います。 受傷後3週間くらいで圧痛がなくなれば、徐々に軽いランニングから始めていきます。ジャンプやダッシュは約6週間休止します。 運動時の痛みが治まったら、再発予防を目的とした肉体改造が必要です。常に断裂部やその周辺の関節の可動域、筋肉の柔軟性獲得と維持のためのストレッチングや、軽い筋力トレーニングを行ってください。ウェイトの負荷は、好調時の半分の量で十分です。負荷をかけすぎないように気をつけてください。 受傷後6週間経過して、足関節の背屈ストレッチングや抵抗運動、ハーフスピードダッシュ、軽い両足ジャンプなどを行っても、疼痛や違和感がまったくないようであれば、スポーツ動作を徐々に再開していきます。 十分なウォームアップで身体が温まると、患部の違和感がなくなります。患部に負担をかけないように、再発を防ぐ為にストレッチングを行っていきます。ストレッチングによって筋肉や関節の柔軟性が増すと、肉ばなれを起こした局所周辺の負担も軽くなりますし、筋肉がストレッチされることによって血行もよくなります。

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