2021/04/29
スポーツ障害ランナー編〜足底筋膜炎

最近では25℃を超える日もあり、今年の夏も暑くなりそうですね。実はこの時期の脱水症状なども少なくありません。水分補給にも気をつけながら運動をしましょう。
今回も前回に引き続きランナーに多くみられるスポーツ障害をご紹介します。

ランニングをしていると、足底(足の裏)が痛いなんてことありませんか?

その痛みもしかしたら足底筋膜炎かもしれません!

足底筋膜炎
マラソンなどの競技者に多く見られる、ランニング動作の繰り返しによる障害で、足底部(足の裏)のオーバーユースを原因として発症しやすい障害です。

原因
足底筋(腱)膜は踵から指の付け根まで足底の土踏まず縦アーチを保持しています。歩行やランニングなど荷重時に衝撃を吸収する役目があります。ランニングやジャンプ動作などで荷重が繰り返し足部にかかる場合、足底筋(腱)膜は繰り返しの牽引刺激によって腱が変性、微小断裂や炎症が発生しやすくなります。

誘発する要因として

○過剰なランニング時間と距離

○下肢の柔軟性不足(ふくらはぎ、アキレス腱)

○アスファルトや下り坂での練習

○シューズ選びの間違い

○足部のアライメント異常(扁平足、回内足、外反母趾)

ランニング以外でも歩く時間が長い、長時間の立ち仕事などでも誘発する要因となります

症状
足底筋膜が炎症し、微細な損傷をしている状態で特に起床直後の1歩目や練習開始時などに痛みが出やすい傾向があります。特に骨足底部内側の足底腱膜起始部は、脛骨神経の分枝である外側足底神経が介在していて、硬くなった腱膜に拘扼されたり、微小断裂のために圧痛、腫張が、時に硬結が認められます。

治療
急性期は局所の炎症を抑えることが大事であり、局所の休息、ランニングなどの運動の中止が必要です。足底、下腿などの筋肉を緩め、痛みを和らげます。足底から下肢にかけてのストレッチ、テーピング、インソール使用などによって足底部のアーチ形態を機能的、解剖的に補正して、ショックを和らげます。足底腱膜の負担を減らすため、リハビリが必要になります。下肢の柔軟性アップ、扁平足、回内足などの足趾の形態異常を評価し改善し、根本治療を行ないます。

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みやび整骨院摂津院

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