2021/03/31
スポーツ障害ランナー編〜鵞足炎

桜も咲き、春の陽気を感じるようになりましたね。気温も高くなっていき、運動気候ですね。今や手軽に始められるスポーツとして趣味でマラソン、ランニングを楽しむ市民ランナーが増えています。コロナ禍の中でウォーキングからランニングに変わった、走る距離が増えた。そんな方も多いのではないでしょうか?

今回もその中で多くみられる怪我をひとつ紹介します。

鵞足炎


鵞足炎とはランニングによる膝の障害の1つです。鵞足とは膝の後内側にあり 半腱様筋と縫工筋、薄筋の腱が集まって、脛骨(すねの骨)に付着します。ガチョウの足に見えることからこの名前がつきました。ここに生ずる炎症を鵞足炎といいます。ランニング、ダッシュ動作が多いスポーツ選手によく見受けられます。

症状
膝の内側、やや後ろ気味の痛み、突っ張り感、腫脹が主な症状です。足を接地した時に痛みを自覚することが多いですが、屈伸時に引っかかるような違和感も出ます。
初期は運動の始めに違和感があっても、ウォーミングアップにより、身体が温まると、違和感が消失し、膝の曲げ伸ばしの動作でまた徐々に違和感が出てきます。症状が悪化すると、身体が温まっても違和感が消えず、運動中、運動後に痛みや突っ張り感が出てきます。

原因
膝の曲げ伸ばしの時に、3つの筋肉(縫工筋、半腱様筋、薄筋)の腱が大腿骨の内顆や脛骨内顆とこすれ、また腱同士の間でもこすれ合いがおこります。繰り返しこすれ合いが強くおこることで、腱の周囲を包む腱鞘や複数の腱の間の滑走を助ける滑液包に炎症がおき、腫れや痛みが生じます。

過度の運動量(日数、時間、距離など)

硬い路面での練習

薄く硬いシューズ

膝の形態異常(X)

鵞足を構成する3つの筋肉(縫工筋、半腱様筋、薄筋)の柔軟性低下

股・膝・足関節の柔軟性低下

治療


原因の大半がオーバーユースのため保存療法が原則です。第一に患部の安静を図る為ランニングの休止が重要です。急性期には鵞足部のアイシングを行います。次に、縫工筋、半腱様筋、薄筋という鵞足を構成する筋群のストレッチングを行い、鵞足の腱の緊張を減らします。根本の原因は骨盤の歪みや背骨の歪み、足の歪み(X脚)から起きる場合が多々あります。左右どちらかに重心が偏り、片側に大きく負担がかかる事で、怪我を生じやすいです。当院では骨盤の歪みなどの改善、根本から整えていく治療法を行っています。

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みやび整骨院摂津院

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