2020/12/30
テニスで多い怪我と処置

年齢、性別関係なく親しまれているテニス、生涯スポーツだとも言われています。

ノンコンタクトスポーツ(接触のないスポーツ)で、比較的怪我は少ないと言われてるのですが、実は!!多く見られる怪我があるんです。

テニスで多い怪我

テニスで多い怪我を3つ紹介します。

①足関節捻挫(足首の捻挫)

足関節捻挫(足首の捻挫)とは足関節(足首)を捻って起こる怪我のことです。

足関節捻挫のほとんどは足首を内側に捻って起きます。主に足首の外側の靭帯(前距腓靭帯)が損傷し、外くるぶしの前、下に痛みや腫れが生じます。

②テニスレッグ(ふくらはぎの肉離れ)

テニスレッグとはふくらはぎの筋肉(腓腹筋)、特に内側に起こりやすい肉離れです。

肉離れとは筋肉が過度に引き伸ばされたり、筋肉が縮んだ状態から引き伸ばされた際に筋繊維が切れることをいいます。

ジャンプやダッシュ、切り替えし動作などの際に、筋肉に収縮力、伸長力が加わり起こりやすいです。主にふくらはぎに痛み、腫れ、内出血が起こります。

③テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニス肘とは正式には「上腕骨外側上顆炎」

という肘の怪我です。テニスをする人に多くみられることからこの名前がつきました。

何故テニスをする人に多いのかというと、ボールをラケットで返球する際に手首から肘についてる筋肉、手関節伸筋群に強い収縮力が働きます。これを繰り返すことにより、手関節伸筋群の付着部である外側上顆(肘の外側)

に炎症が起き、痛みが出ます。

発症の多くはオーバーユース(腕の使いすぎ)により起きます。

日時生活ではドアノブを回す、タオルを絞る、物をつかんで持ち上げる、キーボードを打つなどの動作をした時に痛みを感じやすいです。

怪我の後の処置

①足関節捻挫(足首の捻挫)

応急処置としてまず、RICE処置を行いましょう。

RICE処置とは

R:安静 I:冷却(アイシング) C:圧迫 E:挙上

まず安静状態をとり、患部を冷やし、患部を圧迫し、心臓の位置より高くあげます。

早期にRICE処置を行う事により、内出血や腫れ、痛みを抑え、回復を助ける効果があります。

RICE処置はあくまで応急処置、治療ではないので、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。

当院ではRICE処置はもちろんの事、テーピング固定、その後普通に歩ける、スポーツに復帰できるようサポートといたします。

②テニスレッグ(ふくらはぎの肉離れ)

足関節捻挫同様、急性期(起きた直後)にはRICE処置を行います。

施術、ストレッチにより、筋肉の柔軟性を高め、スポーツ復帰を手助けします。重症度によりリハビリも必要になってきます。受傷後の処置により再発を繰り返す恐れがあります。痛みが減ったからとそのままにしないようにしましょう。

③テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

手術療法が適応になる場合がありますが、保存療法で治るケースがほとんどの為、保存療法をお勧めします。

基本的には使いすぎでの痛みの発生の為、テニス(腕をよく使う運動)の中止、手をよく使う動作を控えてください。

早期には手のストレッチやマッサージが有効になります。

肘の状態に応じて、運動指導、生活指導を行い、治療していきます。

まとめ

この怪我の原因は骨盤の歪みや背骨の歪み、足の歪み(O脚、X脚など)から起きる場合が多々あります。左右どちらかに重心が偏り、片側に大きく負担がかかる事で、怪我を生じやすいです。当院では骨盤の歪みなどの改善、根本から整えていく治療法を行っています。

怪我の原因を徹底的に調べ、患者さんにあった治療で症状改善していきます。

こういった怪我、痛み、違和感がある場合1度ぜひ当院にご相談ください!